不動産売却の際に必要な諸経費は、物件の種別(一戸建て、マンション、土地等)や不動産の状況、権利関係によっても異なります。
ここでは代表的な諸経費についてご紹介いたします。

不動産売却の際に必要な諸経費は、物件の種別(一戸建て、マンション、土地等)や不動産の状況、権利関係によっても異なります。ここでは代表的な諸経費についてご紹介いたします。

【1】仲介手数料

不動産売却に関する諸経費の中で最も高額になることが多いものです。
一般的には法定上限金額である「売却価格×3.3%+6.6万円」を請求する不動産会社が多いのですが、弊社では売主様のご負担を少しでも和らげられるよう、一律30%の割引とさせていただいております。またお買取の場合は仲介手数料は無料となります。

【2】印紙税

不動産の売買契約書には法律で定められた金額の収入印紙を貼り、消印することによる納税が必要です。
印紙税の税額は、契約書に記載されている契約金額によって以下の通り定められています。

【3】登記費用(抵当権抹消、住所変更等)

抵当権抹消登記とは住宅ローンの完済後、土地や建物についている抵当権(担保権)を外す(抹消する)ための登記です。
また、不動産登記簿に記載されている氏名・住所が現在のものと異なっていたり、増築時の登記を行っていなかったり、そもそも建物自体の登記がされていなかった等、必要に応じて様々な登記が必要となる場合があります。
これらの登記手続きは複雑なため、司法書士や土地家屋調査士に依頼するケースがほとんどです。登記費用は「登録免許税」と「司法書士(土地家屋調査士)への報酬」を合わせた金額になりますが、権利の内容や種類、数によっても変わってきます。

【4】譲渡所得税

不動産を購入時よりも高く売却して利益が出た場合、翌年に確定申告を行い、利益に対する譲渡所得税(所得税と住民税)の納税が必要となります。
当該不動産の所有期間によって税率が異なる他、購入時・売却時の諸経費の中で利益から差し引けるものもありますし、控除が適用できる場合もありますので、詳しくはお近くの税務署や税理士にご相談されるか、国税庁のホームページにてご確認ください。

【5】その他費用

・測量費用
明確な境界標がなく隣地との境界があいまいであったり、測量図が確認できなかったりすると、境界の確定や測量が必要となる場合があります。
土地形状や隣接する土地の数、権利関係、境界標が不明な箇所数によっても変わりますが、30坪~40坪程の一般的な土地の場合、費用は30万円~50万円程が相場になります。

・リフォーム、ハウスクリーニング費用
売却される建物の状態によっては、リフォームやハウスクリーニングをあらかじめ行ってから売りに出すケースもあります。
ハウスクリーニングは建物の大きさやクリーニング箇所(水回りのみ等)によっても変わりますが、5万円~20万円程が相場になります。

・解体費用
築年数の古い建物があると、解体して更地にすることを条件とした売却も多くなります。
解体費用は建物の構造や大きさにもよりますが、一般的な木造住宅で1坪あたり3万円~5万円程が相場になります。

・引越しや残置物処分の費用
お住まいになられている場合は、お引渡しまでに引越しを完了する必要があり、そのための費用がかかります。また、残置物(持って行かない荷物)がある場合には、お引渡しまでに処分しなければなりません。
残置物の処分費用は内容や量にもよりますが、数十万円程度かかることもあります。処分業者によってピンキリであったり、悪質な業者もありますので、必ず複数の相見積もりを取られることをおすすめします。